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スイス銀行(プライベートバンク)、プライベートバンキング 

上級編

 

オフショア市場のあやうさ

近年成長著しいシンガポールは、「オフショア金融センター」とスイスの中間のような位置付けになる。独自通貨と中央銀行はあるが、気になるのは国家としての歴史の短さ、そして都市国家であることだろう。海に浮かんだ都市国家では、有事の際に飲料水を確保することさえ容易ではないかも知れない。有能な人材を世界から集めることに長けているとされるが、そういった人材は研究やキャリアに都合がいいから来ているだけであり、もっと良い場所がほかにあればすぐに出ていく「腰かけ」にすぎない。愛国心や忠誠心など、とても期待できるものではない。

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番号口座について

プライベートバンキングとは、基本的にはプライベートバンカーが顧客資産の全容を把握した上で運用上の助言などを与えるビジネス・モデルです。もしこれが番号口座で管理されていなかったとしたらどうなるでしょうか。例えば、法人部門と個人部門のあるメガバンクであれば、これは、会社のオーナー経営者の個人資産の全容が法人部門に筒抜けになってしまうことを意味するのです。そうなれば、会社オーナーは完全に手の内を知られたも同然。資産に余力があると見られれば銀行は要らない融資を押し込んで来るし、反対に「余力がない」と思われたら貸し剥がしにあうかも知れません。

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プライベートバンクの資産保全とはどういうことか

・・・仮に1億円の「タンス預金」があって10年の間は盗難に遭わなかったとしても、その間に物価が2倍になっていたとしたら、実質的な資産価値は半分になったということです。あるいは、その10年の間に円安が進んで1ドル80円が160円になっていたとしたら、ドルベースでの価値が半減したということになります。また、仮に為替レートに変化がなくても海外の物価が2倍になっていれば、やはり実質価値が失われたというほかありません。[・・・]

日本経済の近未来は、円高によるデフレか、円安によるインフレか、まだはっきりした像は見えてきません。けれども、デフレの道に進むなら経済の体力は弱くなり、インフレに振れれば円建ての金融資産は目減りするでしょう。

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プライベートバンクのエクスターナル・マネジャーについて

・・・日本の業者の場合、何かあってもその情報がスイスに届くには相当の時間がかかるでしょうし、問題を隠蔽することも容易となります。スイス連邦銀行委員会への登録などは当然ありませんので、信頼できるところを探すのは簡単ではないと考えられます。

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プライベートバンクのリスクについて

・・・世の中には「ハイリスク」でありながら「ローリターン」だというものがあります。ある、というよりは、あふれていると言ったほうが正しいかも知れません。それは、

 1. リスクのとり方が業者と顧客の間で異なる

2. 金融リスク以外のリスクがある

 からです。

 1.では、「価格変動リスク」のほとんどを顧客が負担するのに、業者がリターンの相当部分を掠め取るという構造になっています。

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スイス銀行の秘密保持について

「財産に関するプライバシーの保持は、基本的人権の一部である」というのがスイスの立場です。誰にも秘密はあります。赤の他人や親類縁者は言うまでもなく、場合によっては、親子や兄弟の間でも秘密にしておきたい財産があるかも知れません。スイス銀行法がその秘密を守ってくれることは、昔も今も変わりないのです。

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プライベートバンクのホームページについて

・・・「プライベートバンク」を名乗りながら、預金金利や運用利回りなどの情報をこれでもかと言うほどに掲載しているサイトには注意しなくてはなりません。とくに、保証されている預金金利が現在の一般的な水準からみて不自然なほど高いとか、運用の成功をやたらと自慢しているようなサイトを見かけたら、その自称「プライベートバンク」が実際に銀行として実在しているか、疑ってみたほうがいいでしょう。自慢話や派手な宣伝ほど、プライベートバンクらしくないものはないからです。

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プライベートバンカーは面談でどんなことを聞くか

・・・面談に際して、慎重なスイスのプライベートバンカーが最も知りたいのは、実は、相手が本当に正直に話しているのか、真実を語っているのかどうかです。日本人の場合は、金融犯罪にかかわっているような人はほとんどいないと考えられているので、バンカーと正直に語れる人であれば、銀行の審査に落ちるということはまずありません。

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*当サイトでは、日本語の通じるスイス銀行(プライベートバンク)の口座開設について、無料でご相談を承っております。口座開設されたお客様には、スイス、リヒテンシュタイン等での長期滞在、移住、ご子弟の教育などに関するご相談にも応じています。(詳しくは、こちら)