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シティバンクが個人金融部門を売却

その2

 

 

 

「勝ち組」の金融資産はどうなる??

 しかし、だからといって、銀行法の規制がゆるむわけでもないし、日本人の個人金融資産が堰を切ったように投資に向かうわけでもなかった。それというのも、日本人の資産運用に関する保守性は、そもそもこの国の将来に対する不安から来ているので、一銀行がどうこうできるというレベルの話ではないからだ。

つまるところ、シティバンクが奨める国際分散投資やオルタナティブ投資を実践し、あえて「リスク」をとるのは、そのような不安を払拭したか、払拭しようとする一部の「勝ち組」に限られているのである。

 では、シティバンクの撤退の後、そのような「勝ち組」の金融資産はどうなってしまうのだろうか。

実は、シティバンクの預金金利は、そのサービスと引換えとはいえ意外なほど低かったのである。言い換えれば、邦銀のそれと大差ない水準であった。目玉商品の外貨預金でさえそうであった。

これから日本人は、低い預金金利(これは「円」預金のことではなく、外貨で運用しても低いということである)を押し付けられるばかりか、邦銀の横並びのサービスに甘んじなければならないのだろうか。

 

 

「地政学的リスク」を回避せよ

実は、海外に目を転じるならば、シティバンクよりも有利な銀行はいくらもある。

しかしながら、近年、世界の「地政学的なリスク」が日増しに高まっているのもまた事実だ。

その焦点のひとつが東アジアであることは、今さら言うまでもない。今、東アジアが台風の目となって、米国中心の国際秩序の再編がすすむことが予見されている。したがって、中国の影響力が強まる香港の銀行は、日本人資産の預け先としてはお奨めできないだろう。一方シンガポールは、イメージ作りには長けているものの、実態は水すら自給できない脆弱な都市国家にすぎない。アジアは地理的には便利かも知れないが、「いざというとき」には、やはり不安なのだ。

やはり、かかる激動の時代にあって資産を守るには、あらゆる国際紛争から距離をおく永世中立国を選ぶしかないのではないだろうか。

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