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プライベートバンクの手数料を安くする方法

 

 

貸し倒れのない銀行

 本サイトでもすでに述べているように、プライベートバンクは「銀行」ではあるが、融資から収益を得るわけではない。すなわち、融資の「貸し倒れリスク」は負わない。

プライベートバンクにとって融資に代わる収益源とは何かと問われれば、資産運用にかかる手数料だということになる。

 次の疑問は、プライベートバンクに資金を預けたり、運用させたりする場合にどれだけの手数料がかかるか、ということになるが、それは一筋縄ではいかない問題だ。銀行によっても違うし、口座の種類や運用方法、運用額などによって異なるからだ。その複雑さは、ちょうど携帯電話の料金体系を思い浮かべてもらえれば想像しやすいかも知れない。

 とはいえ、悪評高い日本のラップ口座や投資信託などと比較すれば総じて割安に抑えられているとみてよい。だが、運用額が少額になるほど手数料が割高になる傾向は否めない。したがって日本円で1000万円程度を運用しようとしても、推奨できるプライベートバンク(株式会社形態の銀行を含めて)を見つけることは実際には困難だろう。

 だが、プライベートバンクの手数料をさらに割安にする方法がないわけではない。

 それは、信頼できるエクスターナル・マネジャーを通じて、プライベートバンクの口座を管理させることである。

 

二種類のエクスターナル・マネジャー

 別の記事でも書いたが、一般にプライベートバンクのエクスターナル・マネジャーには、大きく分けて二種類ある。

 ひとつは、銀行から業務委託を受けて顧客の口座を管理している者であり、このタイプのマネジャーは、銀行のバンカーと実質的に同じと見てよい。

もうひとつは、銀行からの委託などはなく、単に顧客の代理人として運用指示などを出すタイプである。このタイプの自称「プライベートバンカー」には、相当数のあやしげな業者が混じっているとみてほぼ間違いないだろう。後者のタイプに引っかかってしまうと、どこよりも割高な手数料をとられたあげく、知らぬ間にハイリスク商品に手を出されて資産を大いに毀損するという話もある。

 だが、前者の銀行から正式に業務委託を受けているエクスターナル・マネジャーを利用した場合は、銀行と直接取引するのと同等かそれ以上のサービスを割安の手数料で受けることも可能となる。銀行から送られてくる書類等も基本的に同じであり、違和感はない。それどころか、運用成績において、より優れており、銀行からは必ずしも優良顧客とみなされない少額の顧客であってもプライベートバンク特有のきめ細かいサービスを受けられることさえあるという。

 

エクスターナル・マネジャーを見分けるには

 銀行からすれば、運用を業務委託しているとはいっても自行に口座を開いている顧客はすべて自行の顧客なのである。したがってエクスターナル・マネジャーのサービスが自行と同等かそれ以上の水準でなくては業務委託などできるわけがない。また、エクスターナル・マネジャーの側では、顧客の満足を得ることによって銀行との関係も良好に保つことができることから、いっそう顧客サービスに努力することになる。銀行から業務委託を受けたマネジャーがすぐれているのは、不思議なことではないのだ。

 では、そのようなエクスターナル・マネジャーをその他の「怪しげな業者」と区別するにはどうすればいいのか。実は、それほど難しいことではない。銀行から業務委託を受けて顧客の口座を管理しているエクスターナル・マネジャーは、投資顧問や資産運用会社などとしてスイス連邦当局に登録しており、その情報はスイス当局のウェブサイトでもみることができるからだ。

このように一見敷居の高そうなプライベートバンクだが、適切なエクスターナル・マネジャーを利用することで、より身近に感じることができるに違いない。

 

 

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